離婚後、不動産の財産分与で確認しておくべきポイント

「離婚後、不動産の財産分与によって起こるトラブルを避けたい」
このような思いをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
離婚した場合に、多くの方が悩まされるのが不動産の財産分与によるお金の問題でしょう。
そこで今回は、不動産を財産分与する上での確認ポイントと注意点をご紹介します。


□不動産を財産分与する上での確認ポイントとは?

離婚後、不動産の財産分与でトラブルになるのは、避けたいものですよね。

そのためには、次のようなことを事前に確認しておくと良いでしょう。

*誰の名義なのか

やはり、不動産の財産分与する上での重要なポイントは、「誰の名義なのか」をはっきりさせておくことです。
もし、誰の名義になっているのか忘れた場合は、法務局に行き、必要な書類を発行すれば確認できます。

*住宅ローンの残債

離婚後の財産分与でよくトラブルになってしまうのが、住宅ローンが残っている場合、誰が支払うのかという問題です。
例えば、住宅ローンの残債が不動産の売却金額を上回っていたら、もちろん離婚後もローンの返済は継続されます。
財産分与の具体的な金額を知るため、そしてトラブルを避けるためにも、住宅ローンの残債を確認しておくと良いでしょう。

*現在の不動産の価値

住宅ローンの残債を確認するとともに、現在の不動産の価値を確認しておくことで、残りのローン返済や財産分与の金額の目安を把握しやすくなります。
将来起こりそうなトラブルを見据えて、先に今後のことを考えておくことをおすすめします。


□財産分与での注意点とは?

財産分与では、前述したような「住宅ローンの残債が売却金額よりも大きくなる場合」の他に、「贈与税が発生する場合」に注意が必要です。
基本的に、離婚による財産分与には、贈与税の対象とならないのですが次のような例外もあるので覚えておくと良いでしょう。

これまで夫婦で築いてきた共同財産であるということを理解した上で、明らかに金額が多すぎると判断された場合、贈与税の対象となってしまいます。
また、贈与税や相続税を免れるための離婚と判断された場合も、贈与税の対象です。


□まとめ

離婚後には、どうしても財産分与によるお金のことでトラブルになってしまうことが多いです。
そのため不動産を財産分与する際に知っておくべきことは多いですが、よく理解しておくことが重要です。
今回の記事を参考にして、トラブルの元となる問題を事前に話し合いで解決しておくことをおすすめします。

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